伊邪那美命

「自己受容の意味。我儘と自分軸の違いを見るとき」

自分自身を受け入れるとき、時には何もかもを許してしまうことがあります
自らを許せないときもあるかもしれませんが、過去の苦しみや経験があるからこそ、どうすれば自己受容に至るのかがわからず、「すべてを許してしまう」「大丈夫」と思ってしまうこともありますね
しかしそれでは、自らを肯定するために他人に負担を押し付けたり、無理強いをしたりしてしまいます
一方で、自分の思いを犠牲にして他人の要望に応えることも、また苦しみを生むことになります。

自分軸とは、どんな状況にあっても、自分がどう思い、何を大切にしているかを理解しつつ、相手を尊重し、その場で相手のために行動することです
自分軸がなければ、相手の思いが自分のものだと勘違いし、本来の自分とは異なる行動をとり、違和感を覚えることもできなくなります
しかし、本当の自分の思いはそうではありません
だからこそ、満たされずに苦しみ、我儘になったり、怒りを爆発させたりするのです

そのようなとき、自分を振り返ってみましょう
すぐには理解できないかもしれませんが、これまで自分の思いを誤解したり、ごまかしたりしてきたからです
そんなときは、誰が悪いとか、何が悪いという善悪の区別はありません
気づいたら、自分を認め、自らも他人も許し、受け入れましょう
そして、気づいた時点から、本当の自分がどう思っていたのか、何をしたかったのかを考え始めましょう